「MS ゴシック」と「MS P ゴシック」のように、名前の似ているフォントの違いについて説明します。
説明
Windows上のアプリケーションでフォント指定をする場合、「MS ゴシック」と「MS P ゴシック」、「MS 明朝」と「MS P 明朝」のように名前が似ているフォントがあります。
ここでは、「MS ゴシック」と「MS P ゴシック」を例に、それらのフォントの違いについて説明します。
「MS ゴシック」
「P」の付いていないフォントは「等幅フォント」と呼ばれており、文字種に関係なく、それぞれの文字に等しい幅が設定されています。ただし、表示時や印刷時に文字間隔が開きすぎたり、逆に詰まりすぎて見えたりする傾向があります。
均等割符や原稿用紙に記入する場合のように、文字の間隔をそろえた入力を行いたいときは、等幅フォントが適しています。
「MS ゴシック」は等幅フォントなので、それぞれ同じ文字幅で表示されます。
「MS P ゴシック」
「P」の付くフォントは「プロポーショナルフォント」と呼ばれており、それぞれの文字に文字幅が設定されており表示や印刷をする際は間隔調整されます。
「i」「l」などの文字幅の狭い文字と、「m」「w」などの比較的文字幅の広い文字が隣合わせになった場合は、1つの文字ごとに間隔が自動調整されます。そのため、表示や印刷時に文字間が間延びしたような見栄えになることはありません。
一般的に文章を入力する場合には、プロポーショナルフォントを使用すると、体裁のよい文章が作成できます。
「MS P ゴシック」はプロポーショナルフォントなので、文字ごとに適した文字幅が設定されています。
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