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Windows 10でパソコンの廃棄・譲渡時にハードディスクのデータを消去する方法 | ||
Windows 10でパソコンの廃棄・譲渡時にハードディスクのデータを消去する方法 |
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Q&A番号:019105 更新日:2024/03/21 |
Windows 10で、パソコンの廃棄・譲渡時にハードディスクのデータを消去する方法について教えてください。 |
パソコンを廃棄または譲渡するときは、再セットアップメディアを使用してハードディスクのデータを消去します。 |
パソコンのハードディスクに記録されたデータを削除したり、ハードディスクをフォーマットしたりしても、データが消えたように見えるだけで記録データは残っています。
パソコンを廃棄または譲渡するときは、再セットアップメディアを使ってハードディスクのデータを消去します。
ハードディスクのデータを完全に消去しないと、悪意のある第三者が特殊なソフトウェアを利用して、データを再現・再利用できるようになり、個人情報が漏えいしてしまう可能性があります。
ここで案内する操作手順には、再セットアップメディアが必要です。
再セットアップメディアを作成する方法については、以下の情報を参照してください。
Windows 10で再セットアップメディアを作成する方法(2018年10月以降発表機種)
Windows 10で再セットアップメディアを作成する方法(2018年7月以前発表機種)
※ 再セットアップメディアが複数枚ある場合、最初の1枚目のみ必要になります。
また、2001年4月1日に資源有効利用促進法の施行に伴い、弊社ではこれまでの使用済み製品の回収・3Rシステムを強化し、使用済みパソコンの回収・再資源化を推進しています。
詳細については、以下の情報を参照してください。
個人のお客様
買い取り・リサイクル
回収・リサイクル(家庭系パソコン)
法人のお客様
NEC - 法人向け使用済みIT機器
※ Windows 10のアップデート状況によって、画面や操作手順、機能などが異なる場合があります。
※ お探しの情報ではない場合は、Q&A検索から他のQ&Aもお探しください。
Q&A検索 - トップページ
Windows 10でパソコンの廃棄・譲渡時にハードディスクのデータを消去するには、以下の操作手順を行ってください。
以下の項目を順に確認してください。
再セットアップメディアを使ってハードディスクのデータを消去する場合、下記の注意事項を確認してください。
本機能でのデータ消去は、データの復元が完全にできなくなることを保障するものではありません。
データの消去作業は数時間から数十時間かかるので、十分に時間があるときに行ってください。
「ハードディスクのデータ消去方式の選択」画面で、100Gバイトあたりのデータ消去にかかる目安時間が表示されるので参考にしてください。
ノートパソコンの場合は、電源を切った状態でバッテリパックなどの消耗品を外し、ACアダプターを接続しておいてください。
プリンターなどの周辺機器をパソコンに接続したままでは、データを正常に消去できない可能性があります。周辺機器をパソコンからすべて取り外してください。
BIOSの設定を変更している場合は、BIOSの設定を初期値に戻してください。
BIOSの設定を初期値に戻す方法は、以下の情報を参照してください。
BIOSを初期化する(パソコン購入時の状態に戻す)方法
パソコンの廃棄・譲渡時にハードディスクのデータを消去するには、以下の操作手順を行ってください。
パソコンに再セットアップメディアをセットした状態でパソコンの電源を切ります。
データ消去を行うための画面を表示します。
機種によって操作方法が異なるため以下の手順を参照してください。
以下の該当する項目を確認してください。
※ お使いの機種によってはここで案内する操作ができない場合があります。
クリップの先などを使用してパソコン本体の「」(Novoボタン)を押します。
補足
Novoボタンの場所は機種によって異なります。
添付のマニュアルやカタログで確認してください。
マニュアルが手元にない場合は、弊社ホームページ「電子マニュアルビューア」からマニュアルを確認することができます。
電子マニュアルビューア
「Novo Button Menu」が表示されます。
キーボードの矢印キー「↓」で「Boot Menu」を選択し、「Enter」キーを押します。
「Boot Manager」が表示されます。
「Boot Option Menu」欄からキーボードの矢印キー「↓」で作成した再セットアップメディアを選択し、「Enter」キーを押します。
※ 作成した再セットアップメディアがディスクの場合は「CD」や「DVD」、USBメモリの場合は「USB」と記載されているデバイスを選択します。
手順3に進みます。
パソコンを起動し、すぐにキーボードの「F2」キーを数回押します。
補足
LAVIE Hybrid Fristaの場合は、「F2」キーの代わりに音量の「+」または「-」を数回押します。
また、画面右上のキーボードアイコンをタッチし、画面にキーボードを表示させて手順bへ進んでください。
LAVIE Hybrid ZEROの一部の機種(HZ330、HZ300、HZ100)では、「F2」キーの代わりに音量の「-」を押します。
LAVIE Desk Towerの場合は、「F12」キーを押して手順cへ進み、補足の内容を確認してください。
「BIOSセットアップユーティリティ」が表示されます。
キーボードの矢印キー「→」で「Exit(終了)」を選択します。
※ 「Enter」キーは押さずに、手順cへ進みます。
※ BIOS画面は機種によって日本語または英語で表記されています。ここでは英語表記で案内し、日本語表記を( )で案内しています。
矢印キー「↓」で「Boot Override」欄から作成した再セットアップメディアを選択し、「Enter」キーを押します。
補足
BIOSの表記や種類によっては、「Boot Override」欄に再セットアップメディアが表示されない場合があります。
その場合は、以下の手順を行います。
矢印キー「↓」で「Boot Override」を選択し、「Enter」キーを押します。
「Boot Overrideを実行しますか?」というメッセージが表示されたら、「はい(Yes)」を選択し「Enter」キーを押します。
「Boot Option Menu」が表示されます。
矢印キー「↑」か「↓」で再セットアップメディアを選択し、「Enter」キーを押します。
このとき「Windows Boot Manager」以外を選択します。
※ LAVIE Desk Towerの場合は、「Startup Device Menu」が表示されます。
複数のデバイスが表示されるので、「USBのデバイス」または「SATA2」を選択します。
NECのロゴが表示されるので、画面が切り替わるまで待ちます。
補足
上記の画面が表示されずにWindows 10が起動した場合は、再セットアップメディアのデバイスが選択されなかった可能性があります。
この場合、手順1からやり直してください。
「キーボードレイアウトの選択」が表示されます。
「Microsoft IME」をクリックします。
※ この画面が表示されない場合は、手順5へ進みます。
※ お使いのマウスによってはこの画面からマウス操作が可能です。
「オプションの選択」が表示されます。
「トラブルシューティング」をクリックします。
「トラブルシューティング」が表示されます。
「NECリカバリーツール」をクリックします。
「回復ツール」が表示されます。
ご使用のパソコンのOS名をクリックします。
※ この画面が表示されない場合は、手順8へ進みます。
「NECリカバリーツール」が表示されます。
「データを消去」をクリックします。
「ハードディスクのデータ消去ツール」が表示されます。
「データを消去するハードディスク」ボックスからデータを消去するハードディスクをクリックし、「次へ」をクリックします。
「ハードディスクのデータ消去方式の選択」が表示されます。
任意のモードをクリックして、「実行」をクリックします。
ここでは例として、「かんたんモード」をクリックします。
「ハードディスクのデータ消去を開始しますか?」というメッセージが表示されたら、「はい」をクリックします。
データ消去が終了するまで、しばらく待ちます。
「ハードディスクのデータ消去が完了しました。」というメッセージが表示されたら、「OK」をクリックします。
「オプションの選択」が表示されます。
「PCの電源を切る」をクリックします。
以上で操作完了です。
補足
パソコンの電源が入らない、Bootメニューが表示されないなど、ここで案内している方法が実行できない場合は、以下のような方法もあります。
※ 下記の方法は、いずれも必ず専門の業者に依頼してください。
専用装置でデータ消去する方法
消磁装置という専用の装置を利用し、強磁気を照射することでデータを消去します。
この方法で消去した場合、HDDの磁気パターンも消去されるため、ハードディスクとしての再利用も不可能となります。
SSDの場合、データ保存は磁気方式ではないため、この方法でデータ消去することはできません。
ハードディスクを物理的に破壊する方法
クラッシャーやシュレッダーなどの専用の工具で、ハードディスクを物理的に破壊することでデータを消去します。
また、NECパソコン全国出張サービスでもデータ消去サービスを提供しています。
NECパソコン全国出張サービス
※ SSD/HDDが物理的に破損している場合は、サービスを提供できない可能性があります。詳しくは窓口でご相談ください。
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