はじめに

Windows 10のファイナルパソコンデータ引越し for NECでデータを移行する前に、事前準備が必要な項目を確認し、古いパソコン（移行元）と新しいパソコン（移行先）で、周辺機器の準備や設定の変更を行います。
※ データの移行が完了したら、事前準備で変更した設定は元に戻してください。

Windows 10のファイナルパソコンデータ引越し for NECについては、以下の情報を参照してください。
Windows 10のファイナルパソコンデータ引越し for NECについて

※ Windows 10のアップデート状況によって、画面や操作手順、機能などが異なる場合があります。

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パソコン用語集

説明

Windows 10のファイナルパソコンデータ引越し for NECでデータを移行する際の事前準備については、以下の情報を参照してください。

1. データの移行に必要な周辺機器を確認する

古いパソコンにファイナルパソコンデータ引越し for NECをインストールする場合やデータを移行する方法によって、必要な周辺機器が異なります。

古いパソコンにファイナルパソコンデータ引越し for NECをインストールする場合
USBメモリや外付けハードディスクなどの外部記憶装置が必要になります。
※ ファイナルパソコンデータ引越し for NECの機能を使用して古いパソコンにインストールする場合は、USBメモリを使用します。

外付けハードディスクやUSBメモリなどを使用してデータを移行する場合
USBメモリや外付けハードディスクなどの外部記憶装置が必要になります。
※ 移行するデータ量に応じて、必要となるUSBメモリや外付けハードディスクなどの容量が異なります。

LANケーブルでパソコン同士を接続してデータを移行する場合
ストレートケーブルまたはクロスケーブルが必要になります。
パソコン同士のデータ移行には、一般的にネットワークで使用されているストレートケーブルではなく、クロスケーブルを使用します。
※ 2015年1月以降発表のNEC製品は、ストレートケーブルも使用可能です。

ネットワーク経由でデータを移行する場合
パソコン同士を同じローカルネットワーク（LAN）に接続するため、モデムやルーターなどの接続機器が必要になります。

2. Windows（OS）のバージョンを確認する

古いパソコンにインストールされているWindows（OS）よりも、新しいパソコンのWindows（OS）の方が新しいバージョンになっているか、同じバージョンである必要があります。

Windows（OS）のバージョンを確認する方法は、以下の情報を参照してください。
Windows（OS）のバージョンを確認する方法

Windows 10には詳細なバージョンがあります。詳しくは以下の情報を参照してください。
Windows 10のバージョンやビルド番号を確認する方法

3. Windows Updateや最新の修正モジュールを適用する

Windows Updateの更新中や再起動などを行う前にデータを移行すると、正常に移行が完了しない場合があります。
Windows Updateの更新プログラムや修正モジュールなどがある場合は、Windows Updateや最新の修正モジュールを適用してください。

Windows Updateを行うには、以下の情報を参照してください。
Windows 10のWindows Updateを手動で行う方法

最新の修正モジュールを確認するには、以下の情報を参照してください。
ダウンロード
NECサポートプログラムの使い方

4. 再セットアップメディアを作成する

データ移行を行う前に、必ず再セットアップメディアを作成してください。

再セットアップメディアを作成する方法については、以下のご使用の機種に応じた情報を参照してください。
Windows 10で再セットアップメディアを作成する方法（2018年10月以降発表機種）
Windows 10で再セットアップメディアを作成する方法（2018年7月以前発表機種）

5. 新しいパソコンでハードディスクの空き領域を確認する

新しいパソコンで、ハードディスクの空き領域を確認してください。
データを移行するには、古いパソコンのハードディスクの容量よりも多くの空き容量が必要となります。

ハードディスク容量（空き容量）を確認する方法は、以下の情報を参照してください。
Windows 10でハードディスク/フォルダー/ファイルの容量を確認する方法

6. ハードディスクのエラーをチェックする

ハードディスクの状態のチェックを行い、システムエラーや不良セクタ（物理的な損傷でデータが記録できなくなった領域）などを確認して修正します。
※ 新しいパソコンが購入直後で新品の場合は、エラーチェックを行う必要はありません。

ハードディスクのエラーをチェックする方法は、以下の情報を参照してください。
ハードディスクのエラーをチェックする方法

7. ウイルス対策ソフトを確認する

パソコンがウイルスに感染していないか確認したあとに、一時的にウイルス対策ソフトを停止します。

ウイルス感染していないか確認する
ウイルスやスパイウェアに感染していると、データの移行中に問題が発生したり、データが損失する可能性があります。
新しいパソコンがウイルスに感染していたり、古いパソコンからウイルスが侵入したりしないように、使用しているウイルス対策ソフトでウイルスチェックを行ってください。

ウイルス対策ソフトを停止する
データの移行中にウイルス対策ソフトが画面に見えないところで稼動していると、データの移行が正常に行われない場合があるため、ウイルス対策ソフトを一時的に停止してください。

ウイルス対策ソフトを停止すると、ウイルスや不正なアクセスなどの脅威からパソコンが保護されなくなるので、十分注意してください。

8. ファイアウォールを一時的に無効にする

Windows（OS）またはウイルス対策ソフトのファイアウォール機能が影響して、データの移行ができない場合があります。
データの移行前にファイアウォール機能が無効になっていることを確認してください。

ファイアウォールについては、以下の情報を参照してください。
Windows 10でWindows Defenderファイアウォールを有効/無効にする方法
Windows 8 / 8.1でWindowsファイアウォールを有効/無効にする方法
Windows 7でWindowsファイアウォールを無効または有効にする方法

ウイルス対策ソフトのファイアウォール機能を使用している場合は、ウイルス対策ソフトメーカーに確認してください。

9. スクリーンセーバーやスリープなどの省電力機能を無効にする

データの移行中にスクリーンセーバーやスリープなどの省電力機能が実行されると、データの移行が中断される場合があります。
スクリーンセーバー、休止/スリープモード、省電力モードなど電源管理の設定は、すべて「なし」に設定してください。

スクリーンセーバーの設定を変更する方法は、以下の情報を参照してください。
スクリーンセーバーを設定する方法

スリープ状態の設定を変更する方法は、以下の情報を参照してください。
スリープ状態に移行するまでの時間を変更する方法

パソコンの省電力に関する設定を変更する方法は、以下の情報を参照してください。
電源プランを省電力プラン（ECOモード）に設定する方法

10. タスクスケジューラを無効にする

タスクスケジューラを使用している場合、データの移行中のタイミングでタスクが自動的に実行されると、データの移行が中断される場合があります。
データの移行中にタスクが実行されないように、タスクの設定を変更または削除してください。

タスクスケジューラで既存タスクの設定を変更する方法は、以下の情報を参照してください。
タスクスケジューラで既存タスクの設定を変更する方法

タスクスケジューラで既存のタスクを削除する方法は、以下の情報を参照してください。
タスクスケジューラで既存のタスクを削除する方法

11. 常駐ソフトやアプリの状態を確認する

Windows（OS）と同時に起動する常駐ソフトやアプリが原因で、データの移行が中断される場合があります。
移行前に常駐ソフトやアプリを強制終了または無効にしてください。

常駐ソフトやアプリを強制終了または無効にするには、以下の情報を参照し、ご使用のソフトやWindows（OS）のバージョンに応じた操作方法を確認してください。
起動しているアプリを強制終了する方法
パソコン起動時に自動的に起動されるソフトを停止する方法

関連情報

• Windows 11のファイナルパソコンデータ引越し for NECでデータを移行する際の事前準備について
• パソコン用語集