はじめに

Microsoft社では、2021年10月5日からWindows 11への無償アップグレードプログラムの提供を開始しました。
対象となっているNEC製パソコンを使用している場合は、Windows 11にアップグレードすることができます。

※ Windows 11へアップグレードを行う前に、以下の各種ページの内容を参照し、注意事項を必ず確認してください。
Windows 11サポートのご案内

Windows 11アップグレード時の注意点

• 事前の準備や確認が十分にされていない場合、アップグレードが完了しなかったり、アップグレード後に問題が発生したりする可能性があるため、ここで案内している手順に沿ってWindows 11へのアップグレードを行ってください。

• Windows 11にアップグレードするには、使用しているパソコンがWindows 11の最小システム要件を満たしている必要があります。
  最小システム要件を満たしていない場合は、 アップグレードできない可能性があります。
  この場合、Windows 11へアップグレードを行わずにそのまま使用していただくことをおすすめします。
  詳細は、「1. Windows 11アップグレード前の準備を行う」の「（1）アップグレード対象製品かを確認する」を参照してください。

Windows 11へアップグレードする主な流れは以下のとおりです。

1. Windows 11アップグレード前の準備を行う

2. Windows 11へアップグレードする

3. アップグレード後の作業を行う

Windows 11へアップグレードを行うパソコンは、システムが64ビット版であり、64GB以上のハードディスクの空き容量があることが必要です。
※ システム情報（32ビット/64ビット）の確認方法については、以下の情報を参照してください。
インストールされているWindows 10が32ビットか64ビットか確認する方法

また、そのほか必要な条件については、以下のWebページの「システム要件」を確認してください。
Microsoft社 - Windows 11の仕様、機能、コンピューターの要件を確認する

※ お探しの情報ではない場合は、Q&A検索から他のQ&Aもお探しください。
Q&A検索 - トップページ

操作手順

Windows 10をWindows 11にアップグレードするには、以下の操作手順を行ってください。

1. Windows 11アップグレード前の準備を行う

（1）アップグレード動作確認対象製品かを確認する

アップグレードを行う前に、ご使用のパソコンがWindows 11へアップグレード可能な製品かを確認します。
Windows 11へのアップグレードの動作確認対象製品は、2018年7月以降発表のLAVIEのうち、Microsoft社の最小ハードウェア要件を満たしている製品です。ただし、動作確認対象製品でも、Windows 11へのアップグレード後に一部機能やソフトウェアが利用できなくなる場合があります。

以下の情報を参照し、ご使用のパソコンがWindows 11アップグレード動作確認製品かを確認してください。
動作確認製品一覧

※ お使いのパソコンが「動作確認製品一覧」にない場合は、正常に動作しない可能性があるため、Windows 11へアップグレードせずに使用することをおすすめします。

（2）各ソフトウェアのWindows 11対応状況を確認する

プリインストールされているソフトウェア

Windows 11へアップグレードすると、現在パソコンにインストールされているソフトウェア（または一部の機能）が使用できなくなったり、各ソフトウェアで別途アップデートが必要となったりする場合があります。

以下の情報を参照し、インストールされている各ソフトウェアについて、Windows 11への対応状況をそれぞれ確認してください。
ソフトウェアなどの対応状況一覧

市販のソフトウェアまたは周辺機器

市販のソフトウェアや周辺機器をお使いの場合は、各メーカーのサイトなどでWindows 11への対応状況を確認してください。
情報が不明な場合は、アップグレード前にいったん削除や取り外しをすることをおすすめします。

（3）データのバックアップを実施する

アップグレードを実施する前に、お客様が作成したパソコン内の大切なデータや設定などは、個別に記憶媒体（DVD-RやBD-R、USBメモリなど）にバックアップしてください。また、万が一に備えて設定情報などはメモを取ってください。
※ バックアップするデータや設定：作成した文書ファイル、アドレス帳、辞書、写真・動画データ、録画した番組データ（TVモデルのみ）、ライセンス情報、インターネットの設定など

Microsoftアカウントをお持ちの方は、データをOneDriveへのバックアップすることができます。
詳細については、以下の情報内の「データのバックアップをとってください」を参照してください。
Windows 11サポートのご案内

（4）再セットアップメディアを作成する

Windows 11にアップグレードを行うと、Windows 10の再セットアップメディアを作成することができなくなります。アップグレードを行う前に、再セットアップメディアを作成してください。

再セットアップメディアを作成するには、パソコン添付のマニュアル、または以下の情報を参照してください。
Windows 10で再セットアップメディアを作成する方法（2018年10月以降発表機種）

（5）Windows Updateを実施する

Windows 11へアップグレードを行う前に、Windows Updateで更新プログラムを適用し、OSバージョンをWindows 10 May 2020 Update（バージョン:2004）以降にアップデートしておく必要があります。

Windows 10のバージョンを確認するには、以下の情報を参照してください。
Windows 10のバージョンやビルド番号を確認する方法

OSバージョンのアップデートを行う方法は、以下の情報を参照してください。
※ ここでは例として、バージョン：20H2（2004の１つあとのバージョン）へのアップデート方法を案内していますが、そのほかのバージョンでもほぼ同様の操作が可能です。
Windows UpdateでWindows 10 October 2020 Updateにアップデートする方法

（6）アップグレード前の注意事項を確認する

Windows 11へのアップグレードは、必ずACアダプターをつないだ状態で行ってください。
十分なバッテリ残量が無いと、アップグレードに失敗する場合があります。

ハードディスクに十分な空き領域があることを確認してください。
空き領域が不足していると、アップグレードができない場合があります。
空き領域の確認や空き容量を増やす方法については、以下の情報を参照してください。
Windows 10でハードディスク/フォルダー/ファイルの容量を確認する方法
Windows 10でハードディスクの空き容量を増やす方法

各種注意事項の詳細については、以下の参照先の「ご注意」を参照してください。
Windows 11サポートのご案内

2. Windows 11へアップグレードする

Windows 11へアップグレードするには、以下の操作手順を行ってください。

以上で操作完了です。

Windows 11へのアップグレードが完了したら、そのまま続けて「3. アップグレード後の作業を行う」へ進んでください。

3. アップグレード後の作業を行う

（1）Windows 11対応のソフトウェア、ドライバーをインストールする

Windows 11へアップグレードが完了したら、以下のWebページから最新のドライバーをダウンロードして適用します。
ダウンロード

※ Windows 11をより確実に動作させるために必ず行ってください。
※ ご使用のパソコンの型番で検索したドライバーやモジュールの一覧から、各モジュールごとにすべてインストールしてください。

（2）Windows Updateを実施する

上記（1）ですべてのモジュールのインストールが完了したら、Windows Updateを実施して、パソコンを最新の状態にします。
Windows 11でWindows Updateを行う方法については、以下の情報を参照してください。
Windows 11のWindows Updateを手動で行う方法

（3）バックアップしたデータを復元する

「1. Windows 11アップグレード前の準備を行う」の「（3）データのバックアップを実施する」でバックアップしたデータを必要に応じて復元してください。
また、再度設定が必要なソフトなどは設定情報を再登録してください。

関連情報

• Windows 11にアップグレードしたパソコンをWindows 10に戻す方法