|
ハードディスクについて | ||
ハードディスクについて |
|
Q&A番号:007940 更新日:2017/01/17 |
ハードディスクについて教えてください。 |
ハードディスクとは、データを保存するための記憶装置です。パソコンに内蔵されたハードディスクや、外付けのハードディスクなど複数の種類があります。 |
ハードディスクは記憶装置です。
パソコンで作成したデータを保存したり、保存したデータを読み込んだりします。
ほかの記憶装置として「BD」「DVD」「CD」などがありますが、それらに比べてハードディスクは以下の特徴があります。
データの読み書き速度が速い
CPUが直接データを読み書きする「メモリ」ほど速くありませんが、BDやDVDに比べれば速くデータを読み書きできます。
大量のデータを保存できる
BD(最大約128GB)、DVD(最大約17GB)、CD(約700MB)に比べ、ハードディスクは数百GB〜数TBのデータを保存できます。
通常、パソコンにはハードディスクが内蔵されているので、BD、DVD、CDを用意しなくても、パソコンで作成したデータはパソコンに保存(正確にはハードディスクに保存)することができます。
補足
ハードディスクと同じような外部記憶装置として、SSD(ソリッドステートドライブ)があります。
SSDはフラッシュメモリを用いた記憶装置で、高速な読み書きが可能で動作音が少なく、衝撃や振動に強い特徴があります。ただし、ハードディスクに比べると高価で、また、全容量に対して最適な空き容量が多く必要なため、使用可能な容量が少なくなります。
ハードディスクは分類方法に応じて様々な種類に分けられます。
パソコン本体に対してどのように接続するかによって分類されます。
内蔵型
パソコン本体に最初から搭載されているハードディスクはこのタイプです。
IDEやSATAなどの接続規格(後述)でパソコンと内部から接続します。
内蔵されているため場所をとりませんが、増設や交換には手間がかかります。
外付け型
ケースの中にハードディスクを格納し、USBやIEEE1394などの接続規格(後述)でパソコンと外部から接続するタイプです。
据置き型や、持ち運びできるポータブル型があり、最も手軽に増設できるタイプでもあります。
LAN接続型
LANケーブルでルーターやパソコンと接続する、ネットワーク接続タイプです。
LAN接続型のハードディスクをネットワーク内に1台用意しておけば、同じネットワーク内のパソコンすべてがそのハードディスクを使用できます。
その用途から、高価なものが多いのが特徴です。
パソコン本体とハードディスクを接続する規格による分類です。
IDE(ATA)接続型
内蔵型のハードディスクを接続する規格です。
「パラレルATA」とも呼ばれ従来内蔵型のハードディスクに採用されていました。
SATA接続型
「シリアルATA」と呼ばれ、パラレルATAに代わり、内蔵型のハードディスクを接続する規格です。
パラレルATAに比べてデータ転送速度の高速化、ホットスワップへの対応、信号伝送に使用する低電圧化により低消費電力化などを実現しています。
eSATA接続型
「イーサタ」などとも呼ばれ、SerialATAの拡張規格でExternalSerialATAの略称です。
シリアルATAを外付け用にした接続型です。
USB接続型
外付け型のハードディスクを接続する規格です。
対応するパソコン(USB端子を持つパソコン)が多いため、市販の外付け型ハードディスクで最も多く採用されています。
IEEE1394接続型
デジタルビデオカメラなどのAV機器やコンピュータを接続する高速シリアルバス規格です。
外付け型のハードディスクをパソコンに接続する場合にも利用されます。
ハードディスクの大きさによる分類です。
3.5インチ型
デスクトップパソコンに内蔵されているハードディスクおよび据置き型の外付け型ハードディスクに採用されている大きさです。
重いため、持ち運ぶ用途には不向きです。
2.5インチ型
ノートパソコンに内蔵されているハードディスクおよびポータブル型の外付け型ハードディスクに採用されている大きさです。
3.5インチ型に比べて小さいため、持ち運び用途に向いています。
1インチ以下型〜1.8インチ型
2.5インチ型をさらに小型化したハードディスクです。
主に音楽プレーヤーや携帯電話に採用されていましたが、現在は生産中止されているものがあります。
ハードディスクは精密機械です。磁性体が塗布された金属の円盤(プラッタ)を高速回転させ、回転中の円盤に磁気ヘッドを近付けてデータを読み取っています。そのため、衝撃や振動、熱などに弱く、注意が必要です。
ハードディスクの取扱いでは以下の点に注意してください。
|
|